難しい

自分がチャレンジ(少し大げさだけど)している事に関して
「難しい(あきらめモードで)」という表現を使うことを避けている。
たとえ使ったとしても、「難しい(克服してやる)」の時だけだと思う。
だから、一緒に同じことをしている仲間に、
「難しくて、できないよ」って言われてしまうと、軽く違和感を感じてしまう。
(これ、私の感じ方なので、相手には申し訳ないと思うのだけど・・・)


こういう感覚になったのは、あることがきっかけだったと思う。
30歳一歩手前で、ワーホリでカナダに行っていた時のこと。
たいした英語力もないままカナダでの生活に突入した私は、3ヶ月の学校を
終えてからボランティアやバイトをしながらチューターに英語を教わっていた。
一対一なので、もちろんしゃべらなければ成立しない。
30代半ばの気さくな人だったので、すぐ打ち解けて緊張したのは最初の1回だけ
だったけど、やっぱり質問にうまく答えることができなかったりすると、
その後照れ隠しで、"It's difficult...."なんて今思えば恥ずかしいのだけど、
よく言っていた。
Robert(先生)は、今後その言葉、絶対使わないこと。と禁止令をだした。
それを言われて、気がついたんだけど、
確かに、難しいって言っちゃったら、なんか上達するのが遅くなるような気がした。
教えてくれる先生も自分自身もつまんない気分にしちゃうよなと反省した。


もうひとつ、会話の途中で"maybe"は絶対使っちゃだめ、と禁止令がでた。
この "maybe"は日本語の"たぶん"に相当するけど、日本人はけっこう"たぶん"
という単語を日常使っていると思う。
だけど、むこうでは"maybe"とうい言葉は、曖昧で自分の意見がない発言に
とらえられるのかな、物事に対して自分の意見をはっきり言えと教わった。
なので、たとえば何かの意見に対して
"I think so." "I don't think so." だけでも、だいぶ違ってくる。
その後の会話も、それは何故?とつながるから。
"Maybe"だと、やっぱりその後、相手にしたら会話が続けにくいんだなと。


Robertには英語だけでなく、考え方についても教わったな〜と思う。
それが、今の私のこんな考え方にちょっとだけ影響しているのかな。
良くも悪くもね(^^;)