戦力外通告

あまりこういう話はどうかなと思ったけど、どうしても気になったので。。。


朝日新聞を読んでいたら西武のある31歳の野球選手が戦力外通告をうけた記事が載っていた。
記事が家族愛の美談な感じにまとめられていて、ちょっと違和感を感じた。

この選手は昨年1軍出場が7試合だけだった。
球団から呼び出しの電話を受けたとき、妻には「たぶんトレード」と話をしたが、
実際は戦力外通告だったという話で、「何でクビやねん。おれは、家族はどうなるんや」と記事にはあった。
これを読んで、私は単純に球団が冷たいとは、どうしても思えない。


スポーツ選手、野球の場合の選手寿命って長い人でも40歳くらいではなかろうか。
サラリーマンに例えて60歳が定年としても、後20年は違う仕事で家族を養っていかなければならない。
でもそれって、プロ野球選手になった時から、わかっていたことだと思う。
第二の人生の方が長いことを覚悟していたはずだし、
サラリーマンにはもらえない契約金や、1軍でやれていた時期があるなら、
毎年そこそこの年俸ってもらってたのではないのでしょうか。
(私にはそれが第二の人生の支度金のような気もするのですが……)


サラリーマンの方が、よっぽど理不尽できびしい現実がたくさん
あるのではないかと私は思う。


その選手は、野球を教える仕事を模索しているが、まだ決まっていないそうだ。